自分が感動した人生、NLP、機械学習に関連したプレゼンテーションとブログ記事

自分の一年と少しという短い研究期間で最も気に入っているプレゼンテーションやブログ記事を何点か挙げる。

全部技術的な発表や記事ではなく、自分の心に深い部分に何かを語りかけたモノを挙げていく。

1.パターン認識機械学習入門

パターン認識と機械学習入門
 タイトルからして「うわ、、数式一杯やだな」と思うかもしれないが、これは人が人生を送るうえでやっていることを、機械学習の世界に絡めたプレゼンテーションである。数式は一切ない。
 自分が特に気に入っているのは「みにくいアヒルの子定理」の直観的解説の部分。これは「人は自分の価値基準(=事前知識orコスト関数と自分は解釈)を用いないと、最適かどうかを判断できなくなる」と自分は解釈している。あなたが人生で何を大切にするのか?を考えないと、現実でも機械学習の世界でも何も判断できないよ、というメッセージが自分の心に刻み込まれた。

2013年6月15日追記:
上のメッセージはノーフリーランチ定理、すなわち全てのコスト関数(=価値基準)を最適にするアルゴリズムは存在しない、からも導出されている。(ただ、このアルゴリズムは一定の制限があるので、詳しくは上記リンク参照。)

2.echizen_tmさんの転職エントリ

転職します
 自分が特に気に入っているのは「たとえ小さくても確実に力は伸びていきます。「自分はできない」という心の壁を乗り越えればできないことなどそうそうないのです。」という部分。2ch機械学習スレでも参照されるであろう人がおっしゃるので、なおさら説得力が増した。
 最初読んだ時は「いやいや、この人もどうせ元々すごいできる人なんだろうな」と思っていたが、自分も基礎や今までの基本的な考え方を改めた所、すこしずつ、上の引用部分の事を実感するようになってきた。金科玉条の一つである。

3.overlastさんのエントリ

進路相談「内定をもらった企業の内情が気になります」
 考えを促す内容を含んでいる。無論、鵜呑みにしてはいけないが、示唆されていることに対して、自分なりの考えを持つことが重要なのかな、と若輩者ながら考えた。

4.hillbigさんのスライド

研究・企業・生き方について 情報科学若手の会2011
 自分が特に気に入っている部分は「論文、本に書いてあることは皆が知っていると思った方が良い」(=そこに新規性はないよ)である。これは多分二つの事を言っているように解釈した。一つ目は「本や論文に書いてあることは院生なら、当然勉強しておこう」。二つ目は「別に他の論文にある難しい手法を知っている(使っている)から、あなたの研究が良いとは限らないよ」。

5.Pentaroさんの日記

精神衛生の管理こそ院生とPDが気をつけるべきこと
 タイトル通りであり、真理を言っている、と思う。そしてこれは院生に限らず、万人に適用されることだと思う。自分が年齢を重ねるにつれ、周りに精神的に患っている人が増えてきた(=後天的な場合が多い)ので、一番気をつけるべきである、と常々実感している。

6.mamorukさんの日記

インターン、行きたいと思ったときが勉強を始める吉日
 自分の周りに「〇〇(倍率が高い、かつ超優秀な人しか行けない企業)に行ってきまーす」という人がわんさかいる。こういう人達は「思い立った瞬間に行けてる」と自分は今まで勘違いしていた(まあ、実際にそうなのかもしれないけど)。そういう人達は元々インターン先が求める能力を保持している人達なのである。自分はそれを勘違い、もしくは気がついていなくて、多数討ち死にした。「あなたにインターン先が求める能力がないなら、一年半かけて磨きなさい」というメッセージを汲み取った。

 今思い出せる分だけ、書いてみた。インターネット上に残らない形で影響された言葉等はあるが、今回はインターネット上にあるやつのみ。多分まだまだあるけれども、これらの記事、プレゼンテーションは自分には大きな影響を与えたので、さらっとでも一読すると良いと思う。

2013年6月13日追記:
もう一つ思いだした記事がある。

7.takeda25さんの退職エントリ

Google 辞めました
 某G社が万人向けでないことを示唆しているエントリ。某G社を料理人に例えて、特定の料理しか作っていないよ、という記事。自分は中を全く知らないので、あくまで一記事としてだけど、面白いと思う。ちなみに自分は「え、某G社!?うらやましい!」と思う人である。

2014年1月31日追記:

8.hagiwaraさんの就活エントリ

博士のための「けものみち」就職活動ガイド
 「最も人と違って、最も楽しそうで、最もチャレンジングな」ところ